2015-08-21 :
インドネシア バリ島見聞録③
皆様こんにちは、総合企画室の近藤です。
いよいよ今回から、視察の目玉、コーヒー農園と精選選別工場です!
いや~お待たせいたしました。 ( ̄∇ ̄)
まずは農園です。
キンタマーニ地区では、農園を2箇所視察させてもらいました。
「ブランティ農園」と「バツカン農園」です。
それぞれの農園の概要は、
●栽培品種:S795、カルティカ、USDA(いずれもティピカ系)
●標高:1,200~1,300m
●規模:いずれの農園も1.5~2.0ha
●収穫期:6~8月
●収穫方法:全て手摘み
①コーヒー農園は、ともすると雑木林のようで、日本のキレイに整備された果樹園のイメージとはずいぶん違う印象です。
②畑には堆肥が敷き詰めてあり、ふわふわして柔らかく、歩いていてもなんだか不思議な感触です。
③キンタマーニ地区の農園では灌漑設備が無く、水は天候まかせなのだそうです。
④コーヒーの木の高さは概ね1.2m前後で、身体の小さなインドネシア人にも作業しやすい大きさに揃えてあります。ちなみに私の身長は179cmです。(下の写真右下)




⑤面白い事に、シェードツリーに蜜柑の木が植えてあります。品種については聞き忘れましたが、「オレンジ」では無く、日本の「みかん」によく似た実が生ります。(下の写真左)
※余談ですが、このみかんは、コーヒー収穫後に摘み取り、出荷して現金化するとの事。どの農園でもシェードツリーに蜜柑の木を植えており、このため、キンタマーニ地区では、コーヒーと並んで蜜柑も特産品なのだそうです。
⑥どの農園でも鶏が放し飼いになっています。害虫捕食と鶏糞が良い肥料になる為とのこと。
しか~し、いずれは食用になってしまうんだとか、(TωT)ノ~~~ バイバイ

⑦視察時は収穫期に入っていましたが、今年は収穫が遅れているとのことで、完熟果実が多く残っていました。ということで、手摘みも体験しちゃいました!(下の写真4枚)




⑧収穫した果実を食べてみましたが、甘味があるものの「美味しい」とはとても言えません。私どもの業界ではコーヒー果実のことを「コーヒーチェリー」とも呼んでいますが、そういったイメージで口に入れると、
「なんじゃこりゃぁ!!」щ(゚ロ゚щ)!!!!!
「美味しくねえよ~」 (TДT)
「果物じゃねえよ~」 (TДT)
と誰もが松田優作になってしまいます。
※「まずい」というわけではないのです。食べようと思えば食べられます。ただ、日本の甘い果物に慣れた私どもが食べると、まあこんな感じかなと思い、ちょっと大げさに書いてみました。
⑨シェードツリーで強い日差しを適切に遮った木(写真左)と、シェードツリーとの位置関係が悪くまともに直射日光を浴びた木(写真右)の写真です。


シェードツリーが有効に働くと、葉の色、果実の色も良く果実が大きいことが分かります。また、枝に沢山の果実が実っています。逆に、直射日光をまともに浴びた木は、葉の色、果実の色とも悪く、果実も少なく、小さいものが目立ちます。
私のような園芸の「え」の字も知らない人間からすると、より多くの日光が当たったほうが、植物にとって良いと思っていたのですが、コーヒーにとってあまりに強い直射日光というのは、その生育にとっては悪影響を与えるんですね。
「シェードツリー」というのはとても大切な役割を持っていることが分かっていただけるかと思います。
以上、キンタマーニ地区では2つの農園を視察しました。
、、、今宵はここまでに致しとうござりまする。m(_ _)m
ということで、「インドネシア バリ島見聞録④」に続きます。 亀更新は続きます




(次回は同じキンタマーニ地区にある精選工場、「メンガニ工場」です)
いよいよ今回から、視察の目玉、コーヒー農園と精選選別工場です!
いや~お待たせいたしました。 ( ̄∇ ̄)
まずは農園です。
キンタマーニ地区では、農園を2箇所視察させてもらいました。
「ブランティ農園」と「バツカン農園」です。
それぞれの農園の概要は、
●栽培品種:S795、カルティカ、USDA(いずれもティピカ系)
●標高:1,200~1,300m
●規模:いずれの農園も1.5~2.0ha
●収穫期:6~8月
●収穫方法:全て手摘み
①コーヒー農園は、ともすると雑木林のようで、日本のキレイに整備された果樹園のイメージとはずいぶん違う印象です。
②畑には堆肥が敷き詰めてあり、ふわふわして柔らかく、歩いていてもなんだか不思議な感触です。
③キンタマーニ地区の農園では灌漑設備が無く、水は天候まかせなのだそうです。
④コーヒーの木の高さは概ね1.2m前後で、身体の小さなインドネシア人にも作業しやすい大きさに揃えてあります。ちなみに私の身長は179cmです。(下の写真右下)




⑤面白い事に、シェードツリーに蜜柑の木が植えてあります。品種については聞き忘れましたが、「オレンジ」では無く、日本の「みかん」によく似た実が生ります。(下の写真左)
※余談ですが、このみかんは、コーヒー収穫後に摘み取り、出荷して現金化するとの事。どの農園でもシェードツリーに蜜柑の木を植えており、このため、キンタマーニ地区では、コーヒーと並んで蜜柑も特産品なのだそうです。
⑥どの農園でも鶏が放し飼いになっています。害虫捕食と鶏糞が良い肥料になる為とのこと。
しか~し、いずれは食用になってしまうんだとか、(TωT)ノ~~~ バイバイ


⑦視察時は収穫期に入っていましたが、今年は収穫が遅れているとのことで、完熟果実が多く残っていました。ということで、手摘みも体験しちゃいました!(下の写真4枚)




⑧収穫した果実を食べてみましたが、甘味があるものの「美味しい」とはとても言えません。私どもの業界ではコーヒー果実のことを「コーヒーチェリー」とも呼んでいますが、そういったイメージで口に入れると、
「なんじゃこりゃぁ!!」щ(゚ロ゚щ)!!!!!
「美味しくねえよ~」 (TДT)
「果物じゃねえよ~」 (TДT)
と誰もが松田優作になってしまいます。
※「まずい」というわけではないのです。食べようと思えば食べられます。ただ、日本の甘い果物に慣れた私どもが食べると、まあこんな感じかなと思い、ちょっと大げさに書いてみました。
⑨シェードツリーで強い日差しを適切に遮った木(写真左)と、シェードツリーとの位置関係が悪くまともに直射日光を浴びた木(写真右)の写真です。


シェードツリーが有効に働くと、葉の色、果実の色も良く果実が大きいことが分かります。また、枝に沢山の果実が実っています。逆に、直射日光をまともに浴びた木は、葉の色、果実の色とも悪く、果実も少なく、小さいものが目立ちます。
私のような園芸の「え」の字も知らない人間からすると、より多くの日光が当たったほうが、植物にとって良いと思っていたのですが、コーヒーにとってあまりに強い直射日光というのは、その生育にとっては悪影響を与えるんですね。
「シェードツリー」というのはとても大切な役割を持っていることが分かっていただけるかと思います。
以上、キンタマーニ地区では2つの農園を視察しました。
、、、今宵はここまでに致しとうござりまする。m(_ _)m
ということで、「インドネシア バリ島見聞録④」に続きます。 亀更新は続きます





(次回は同じキンタマーニ地区にある精選工場、「メンガニ工場」です)
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