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2015-10-01 :

インドネシア バリ島見聞録④ 「メンガニ工場(前半)」

皆様こんにちは、総合企画室の近藤です。

長いこと放置してまして、「インドネシア バリ島見聞録」ファンの方には、
本当に申し訳ありません。m(_ _)m

今回からは、前回のコーヒー農園に引き続きまして、精選工場である「メンガニ工場」視察のお話です。
メンガニ工場は内容が多いので、前半と後半に分けてご紹介させていただきます。

まず、メンガニ工場の概要です。
●果実(コーヒーチェリー)の状態で買付を行い、パーチメントコーヒーまで仕上げる工場
●精選方法は「水洗式」
●天日乾燥後に、パーチメントコーヒーの状態でジャワ島のスラバヤ市に送り、脱殻、選別して輸出しています。
●周辺の28地区からアラビカコーヒーを買い付けている。(28地区それぞれが300農園程の小農家で構成されています)

メンガニ工場と各農園の位置関係です。
キンタマーニ地区

最初に工場オーナーとワンちゃん、そして日本語で書かれた看板が私たちを出迎えてくれました。

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●私たちが到着するとすぐ、コーヒー果実の精選処理を実際に見せていただきました。順にご紹介していきます。


①粗選別で、水に浮く異物、不完全果実、過熟果実、虫食い果実などを取り除きます。サイフォンの原理を応用しています。
ここでも図々しく果実を放り込む作業を体験しました。( ̄▽ ̄)

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②粗選別後、水路を通ってパルパー(果肉を取り除く機械の事です)に送られ、果肉を除去します。

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③果肉を取り除いた後、発酵槽へ送り、ミューシレージを取り除きます。(約36時間、豆の状態や環境により前後するそうです)

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※36時間経過した豆の発酵臭はかなりきついです。思わず
「くさ~いっ!!」 ( ̄ロ ̄lll) って感じに、、、


④発酵後、わずかに残ったミューシレージを機械で除去し、さらに水路(グアテマラ式)を使ってきれいに洗います。と、同時に水に浮く異物や軽い豆を取り除きます。
右の写真が枝豆に見えてきて、、、
ビール飲みたい、、、(。・ω・)(・ω・。)ネー

 
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⑤最後に乾燥場(コンクリート製)で3週間ほど天日乾燥します。表面は乾燥したように見えても、中は全然乾燥していません。(右下の写真) ですから、おおむね30分に1回程度撹拌するそうです。

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⑥乾燥後1日経過したものと、10日経過したものの比較。
(左写真:パーチメントコーヒー、右写真:生豆。いずれも左側が1日経過、右側が10日経過したもの)

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乾燥が完了すると重量比で約1/5程になるそうです。


⑦あとメンガニ工場では、アフリカンベッドを使った乾燥や、実験的にですがビニールハウスでの乾燥も行っています。ビニールハウスの場合、通常の天日乾燥より時間はかかるのですが、均一な乾燥ができ、コーヒーの品質に良い傾向があるとのことです。
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以上、「メンガニ工場(前半)」でした。

、、、今宵はここまでに致しとうござりまする。m(_ _)m

ということで、「インドネシア バリ島見聞録⑤」に続きます。 亀更新は続きます

(次回は「メンガニ工場(後半)」です)


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